

子どもが楽しく学べるよう、面白く、分かりやすい誌面作りの工夫がされています。
また、一話一話が短く簡潔なので、大人が一緒に読み聞かせるだけでなく、子どもが一人でも読めるようにしています。場所を問わず、家庭・保育園・幼稚園・地域で活用できます。

子どもは、日々の生活の中で周囲との調和をはかる態度や行動を身につけ、感謝や思いやりの心をしだいに見いだします。
それらを引き出す環境を整え、さらに伸ばすように、子どもに教えていくことが大人のつとめです。
幼児期は、自分の行動について、客観的に考えることや、善悪の判断がまだできにくい時期であります。そこで、親や先生から認められたり、ほめられたりすると、よいことなのだと学びます。反対に、注意されたり、叱られたりすると、悪いことなのだと、理解するようになります。そうして、してよいこと、してはいけないことを学んでいくのです。
本書では、これらをふまえて、善悪の判断、道徳性の芽生えが培われるように、わかりやすく、かつ、楽しく学べるような、誌面づくりに努めました。本書を通じ、子どもの健全な心づくりの一端を担えればと願っております。